未来デザインネクスト

2018年6月24日

こんにちは。

今日は6月22日に福岡市科学館で行われた「未来デザインネクスト」に参加したことについて書こうと思います。

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映像作家でNHKEテレ『0655』『2355』などの映像を作っている多摩美術大学美術学部統合デザイン学科専任講師の菅俊一氏をお招きしての講演で【気づく・考える・作る「仮説とその検証」によって生む表現】について聞きました。

 

ん??デザイン⁉️美術大学??

なになに!?絵とか描く系の講演なん?って思ってしまいますよね、、、実際に私も名前だけ聞いたときは、中学の美術の評価を思い出して、恐怖が頭の中をグルグルしていました。笑

ですが、絵を描くとかそういうデザインではなく、人間の知覚能力に基づく新しい表現などを観察によって気づき、考えて仮説を立て、作ってみる事で全然違った新たな表現を生み出す。こういう今あるモノや事を視点を変えて考え未来社会に活かせる表現を未来デザインという形で色々と紹介してくだいさいました。

ここで質問です❗️

皆さんは普段の生活でのルーティーン、例えば「朝起きたらすぐ顔を洗うとかいつもの通学路で学校に行く」とかにおいて、「何で朝起きたらすぐ顔を洗うんだろう」「何でこの道から学校に通っているんだろう」など深く考えた事がありますか?   馬鹿らしい質問だなぁと思うのも無理はありません。笑  だって朝起きたら顔を洗うとか、毎日おんなじ道を歩いて学校に行くとか当たり前の事じゃん?何で考える必要があるの?ってなりますよね。汗

でも新しい表現を見つけるには普段何気なくしている事、無意識に行なってる事を改めて見つめて観察する事が大切なんです。普段見ている視点から少しズレてみる事で発見へと繋がるんです。

 

デザインを作っていく上で大切なキーポイントだと思われる「観察」

何を観察すればいいのか・・・

答えは何でもいいんです。ただ大切な事は枠組みをきちんと決める事、方向を決めるフレームがないと物事は決めれない、きちんと枠組みを決めることによって普段とも見え方が変わり「踏み台としての制約」ができると菅氏はおっしゃっていました。図にするとこんな感じ⇩

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*画像を横向きにできませんでした。汗  すいません、、。

このデザインを作っていく上で順序をつけるならこんな感じです。

1 新しい事を学ぶ・新しい事実に気づく

2 仮説を立てる

3 試作を作り実験や検証を行う

4 新しい表現方法論を作りだす

要するに気づく・考える・作って実際に人に使ってもらう・また気づくの繰り返しによって人間の潜在的欲求に近づけるというような感じでデザインを作っていくというふうな感じで話されていました。

 

あれ?そういえばUXの講座を聞いた時もおんなじようなニュアンスの言葉があった気が、、、、

あ!「品質(熟慮)よりスピード(早く失敗)」

全くおんなじ意味ではないけど未来デザインの気づく・考える・作って実際に人に使ってもらう・また気づいて修正のように、早く世間にサービスを提供することによってできない事を残りの期間で修正できるという部分においてはUXと未来デザインは少し似ているような気がしました。また、UXデザインも「ユーザーがどういう価値や体験を求めているのか」という事もデータが踏み台となり方向性を定めている(踏み台としての制約の役割)のではないのかと私は思いそういうところもUXと未来デザインの講演は繋がっているのかなと感じました。

という事は、未来デザインで教わった考え方や観察の仕方は、UXデザインを作る上でも必要な事なんだ!!納得です( ・∇・)

 

・「そもそもなんのため?」

 そのそもそもの部分から物事を考える事で人々が日常で無意識に振る舞っている行為をうまく利用する事が可能になる。

 

私も普段何気なくしていることに目を向けてみようかなと思います。そしたら誰も想像していなかった新たな表現・サービスが浮かび上がってくるかもしれない!!

 

「踏み台としての制約」

それはデザインだけではなく人生設計においても言えることなのかもしれない。

そういえば昨日バイト先のお客様から人生設計の素敵なお話を聞けたのでそれはまた次回お話しします。でわでわ