音楽〜君は素晴らしい〜

2019年8月1日こんにちは。

夏風邪が長引いてしまっている吉田です。

 

テストで更新遅れました。汗(反省)

 

今回は、哲学・旅・文学に続き第4弾の「音楽」!!

私が一番楽しみにしていた分野です。

 

長崎大学の西田先生(音楽教育専門)に教えてもらうため、長崎に行きました。初長崎!!天候には恵まれませんでしたが、ワクワクが大きくて二時間の高速バスがあっという間でした。

 

今回の音楽のテーマが[音と音楽と静寂と]というテーマで約四時間、

・音楽とは何か

・人はなぜ音楽をするのか

と身体を使って学びました。

 

 

事前課題として、マインドマップを作成しました。

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私の音楽の知識をまんまと表すとこんな感じになります。

なんて薄っぺらいんでしょう。 

歌う事、踊る事は昔からの大好きで、音楽が流れるとノリノリで踊ってましたが、実際、自分と音楽の関わりだったり、なぜ人は音楽をするのか問われると、なんか音楽を聞いたり歌ったりすることが日常化して当たり前のことすぎて逆に言葉に出来ませんでした。

 

これが私の音楽に関する知識です。

 

この状態で西田先生のワークショップを受けました。

ここでワークショップを受ける前に言われたことが2つ

1遊びゴゴロを大事にしてほしい

2ルールとして、他者の表現を自分の表現と同じように大切にする

 

です。この2つがなぜ大事なのかを実感したという話は後ほどすることにして、

 

今回やったことは

 

オリエンテーション

・自己紹介(リズムに乗せて)

・なんでもバスケット

・ドラムサークル

・4つの行為を組み合わせてリズムを作る・奏でる

サウンドスケープ

・リスニングウォーク

・何を共有できるかを問うこと

・ずっと忘れていた本当の草の形

 

ほんと盛りだくさんで、西田先生には本当に感謝しかありません。

 

 

この全てのプログラムを終えての思ったこと・感じたこと

・音楽に対しての概念がガラリと変わった

音楽って何??ってなった時、真っ先に浮かび上がったのは「歌」でした。

いわゆる、ライヴ・パフォーマンスの上演型というもの。

ですが、今回のワークショップ全てに共通していたのは参与型ということ。

参与型→その場にいる全員が、最大限に音的・身体的に参与すること。

(社会的な交流、対面した参与者たちによる活動としての音楽づくり)

初めてでした。楽譜がないことが。

太鼓や手拍子・足踏みを使って自分たちでリズムを作り音を作り、奏でる。

リズムが音が人が全てがその時その時で全然違うし、不規則なのにどこどなく心地いいかんじがする。

 

もともと音楽の始まりは、参与型から始まっているが、時代の進歩や技術の進化によって徐々に人との音楽の関わりが、上演型にシフトしていることに気づきました。

そして、自分たちで音を作ることが断然楽しいことに気づきました。

 

・自然とレベル上げをし、いいものを作ろうとしている

3グループに分かれて4つのリズムを組み合わせて音を奏でる行為をしたさい、西田先生からは、「ある程度できるようになったらちょっとアレンジ加えてもいいよ」と言われました。最初は、手を叩くのに必死でしたが、できるようになると、自分たちで振り付けしたり掛け声を決めたりして、各グループ独自のアレンジを作っていました。

西田先生からは「勝負だからね」とは一言も言われていませんでしたが、なぜか他の2グループには負けたくないっていう闘争心が湧き上がりました。そうなった理由は、1つしかありません。

それは、中間発表です。

中間発表で他グループの発表を見てから、他グループより上手くなりたい、変化をつけたいという思いが強くなり、中間発表後には、「振り付けを追加しよう」となりました。

何もないからできないじゃなくて、何もない状態に合わせて動くことって、音楽だけじゃなくて、グループ活動やいろんな場面で大事な部分になっていくのかなと感じました。

 

 

 

またその時、チームメイトの振りの失敗を気にしなくなっていたし、他者の表現を大切にするような雰囲気に自然となっていました。

森田先生もおっしゃっていましたが、失敗を認められる=自己肯定感 につながっているのかなと思いました。

 

・アンラーニングってめちゃ大事

アンラーニングとは→過去に学んだことを一旦リセットし、開き直って考えてみるという行為

 

音楽って「歌やろ」「合唱やろ」っていう概念が一人一人違えどあると思います。

でもそれって本当にそうなのかな?とその概念をもう一回開いて確認することって今まででしたことなかったです。

山本美芽さんの【りんごは赤じゃない】の《ずっと忘れていた、本当の草の形》

を読んで、知識は頭の中で本当はそうじゃないとわかっていても、無意識に簡略化し頭の中にインプットされたものがいくつもあることに気づかされました。

哲学の回の時に「知識は時として危険」や「当たり前を疑う」という言葉がありましたが、そういうところにも繋がるのかなと思いました。

 

また、アンラーニングは新しいインプットの際にも大切だと思いました。

新しいことを吸収する時にその前提にある知識を疑ってもう一回考えることで、新しい知識に対する価値観や存在が変化していくと思うんです。そうすると、そこから出てくる新たな問いや疑問もより濃いものになったり、考え方が変わったりするのかなと思いました。

 

 

音楽は、「これが音楽!!」っていうものはない。

一人一人がこれが音楽と思えば音楽になる。他人と自分の違いを大前提にお互いの音楽かんを認めた上で何を共有できるかについて考える。

 

 

 

 

最後に、前期の哲学・旅・文学・音楽を振り返って、全てに共通してるなと思ったことは、

【答えがないことを考える事が大切】という事。

今までは、答えがある物事に対してしか考えようとか、答えを出そうとかそういう行動はしませんでした。でも今回4つの講義を終えて、答えのない問いにたいして、自分の考えを持ち、それを共有することが、今後の生活だったり、就活だったり、様々な分野で視野を広げるうえでとても大切なんだということが分かりました。

 

これを前期で終わるのではなく、自分自身でテーマをつくり、それに関して考える事を後期も続けていこうと思います。

 

とりあえずこれから実践したい事は

・大っ嫌いな本を夏休みで1冊は読む

・アート展に行く

・イヤホンをつける回数を減らしてみる

 

頑張ります。